タカサブロウ
一般的な解説
別 名
旱蓮草(かんれんそう)、墨旱蓮(ぼくかんれん)、鱧腸(れいちょう)
基 源
キク科の植物、タカサブロウの地上部全草
主成分
サポニン、ニコチン、タンニン、チオフェン誘導体、ウエデロラクトン等
作 用
止血作用、消炎鎮痛作用、滋養強壮作用等
効 能
胃腸炎、各種出血症、虚弱、若白髪、脱毛の改善
解 説
中国では墨旱蓮とも呼ばれている。乾燥すると墨のように黒くなるからであろう。戦前の日本におけるタカサブロウの使用目的は出血性の胃腸炎の改善であった。含まれるタンニンには止血作用、ウエデロラクトンにはサイトカインの産生を抑制する消炎作用、チオフェン誘導体には抗菌消炎作用があるので、理解できないことではない。但し、現在は効果的な当該薬品が出回るようになり、ほとんど利用されなくなっている。しかし、中国では優れた安全性と効果を有するということで、いまだに各種の炎症性の出血症、例えば、下血、喀血、尿血などに繁用されている。その他、滋養強壮作用もあるとされ、脱毛や白髪、耳鳴り、めまいなどの老化による症状の改善にも活用されている。インドでも同じような使われ方をしており、アーユルヴェーダにおいてはブリンガラージ(意味:髪の支配者)と呼ばれるほどである。
漢方的な解説
生薬名
旱蓮草(かんれんそう)
分 類
補陰薬
性 味
味は甘・酸 性は寒
帰 経
肝、腎
効 能
益腎養血、涼血止血