金針菜(きんしんさい)
一般的な解説
別 名
黄花菜
基 源
ユリ科の植物、ヤブカンゾウ(萱草)の蕾
主成分
メラトニン様物質、アミノ酸類(主にトリプトファン)、タンパク質、鉄分、ビタミンA等
作 用
入眠作用、自律神経調整作用、抗ストレス作用、抗痴呆作用、造血作用等
効 能
不眠症、鬱症、自律神経失調症、貧血、健脳等
解 説
黄花菜の花のつぼみは鮮やかな黄色でその先端は針のような形をしていて鋭いので金針菜という名前がついた。中国では、食材としてスープや炒め物等として広く親しまれ、又、古くから生薬(漢方薬の原材料)としても用いられている。
中薬大辞典には神経を安定させイライラを解消し別名:忘憂草とも言われており、体内の熱や気の高ぶりを静め自律神経(意思とは無関係に内臓や血管などの働きを支配している神経)のバランスを調整すると記載されている。有効成分として特記すべきは、メラトニン様物質である。松果体を刺激し、メラトニンの分泌を高めると推測されている。その結果、生体に入眠作用、自律神経調整作用、抗ストレス作用をあらわすとされている。また、トリプトファンがセロトニンの合成を促進するので、鬱病の改善や学習能力の向上に役立つ。また、GABAは精神安定作用や入眠作用を有する。現在、精神安定剤や入眠導入剤として用いられているベンゾジアゼンピン系の薬剤は、GABAの作用を応用したものである。
漢方的な解説
生薬名
金針菜、黄花菜
分 類
安神薬
性 味
味は甘 性は涼
帰 経
肝、心、脾
効 能
養心安神、清熱燥湿