キカラスウリ


  

 一般的な解説
別 名
黄烏瓜
基 源
ウリ科の植物
主成分
根にはシトルリニン、ククルビテン誘導体、トリコサンテック酸等
種子にはリノール酸、リノレイン酸等
作 用
止渇作用、解熱作用、鎮咳作用、利尿作用、催乳作用、排膿作用、去痰作用、鎮痛作用等
効 能
咳、糖尿病、黄疸、湿疹、あせも、皮膚のただれや炎症、痔、便秘、口渇、瘍腫、結核等
解 説
日本の北海道から九州に分布する多年生草本。地下に肥大した大きな塊根がある。カラスウリによく似ているが、果実は黄色く熟す。
皮層を除いた根は括楼根(かろこん)という生薬であり、日本薬局方にも記載がある。これは楼桂枝湯や柴胡桂枝乾姜湯等多くの漢方処方に、解熱や鎮咳、利尿等の目的で配合されている。また、塊根からはデンプンが採取され、これを天花粉と呼び、湿疹やあせも、皮膚のただれや炎症の予防及び治療に用いた。種子は主に去痰や鎮咳、黄疸、乳の出を良くするのに用いられる他、中国では便秘、口渇き、瘍腫に有効と言われている。また、果実は中国で痰、咳、結核等に有効とされている。
 漢方的な解説
生薬名
根は括楼根(かろこん)、種子は括楼仁(かろにん)、果実は括楼
分 類
清化熱痰薬
性 味
味は甘、性は寒
帰 経
肺・胃・大腸
効 能
清熱化痰、利気寛胸・降濁散結、消腫散結、潤腸通便